尾瀬のシカの処分に関する要望書1



福島県知事殿
福島県野生生物チーム担当係殿


日々のご政務お疲れさまです。
当会は捨て犬捨て猫を減らす観点から避妊去勢の実践と啓蒙を
主な活動とする市民団体で
どんなに経済発展を遂げようとも、動物に優しくない国は
他国に自慢できるものではないと考えております。


【要望理由】
シカが植物を食べることにより、
尾瀬の植物を観光資源として民宿等の経営により
生計を立てている地元住民の生活が成り立たなくなるから
処分すると伺いました。
それに対し当方が単に
“シカが可哀想だから処分しないでください”
と主張するのはたやすいことですが、
当方は地元住民の生活を保障できませんし、
シカを保護収容する施設も持っていないのですから
短絡的な情緒論だけで処分に反対するつもりはありません。
表面は同じく見える殺しでも、大別すると3種類のあると思います。


1、虐待目的で殺す
2、のら猫で迷惑していることを理由に殺す
3、動物によって著しく生活を脅かされ
生計が成り立たなくなるから殺す


当方は、1・2に関しては異議申し立てをしますが、
3に関しては妥協点を見いだす努力をします。
地元住民の生活のことも考えなければいけませんが、
動物愛護の観点からも考えると、毎年、処分したところで、
根本的な解決にはならず、同じことの繰り返しになると思います。
昭和50年頃からシカは尾瀬に住むようになり、
近年になって住民から苦情を訴える人が増えたそうですから、
少ない頭数ならば共存できることになるのではないでしょうか。


【要望内容】
1、避妊去勢をする努力をお願いします。
2、処分せざるを得ない場合は、
できるだけ苦痛を与えない方法でお願いします。
3、避妊去勢も案の一つとして上がったそうですが、
環境破壊の進行のほうが早くて追いつかないから
処分を選んだそうですが、どちらか一つに決めるのではなく、
同時進行という方法もあると思います。
4、避妊去勢するにあたって、捕獲等によりシカが苦痛を受けて
ショック死する頭数のほう多い場合は当方へお知らせください。


【提案】
◎人間から捕まえられただけで
ショック死するシカもいると伺いました。
人間の姿が見えないようにする為に、
捕獲器を布を被せたらどうでしょうか?
当方ではのら猫を避妊去勢の為に捕獲するときは
捕獲器に布を被せて猫の警戒心を和らげています。



付け加えますが、現在、環境省が“絶滅の危機から救う”
という名目で長崎県内の動物園内にてツシマヤマネコを人工繁殖し、
いずれは放すそうです。
そのツシマヤマネコもまた遠い将来、
農作物を荒らすなどの理由から有害鳥獣として認定され、
駆除の対象となる可能性もあるのです。
“絶滅の危機から救う”といい、良いことをしているかのような
印象を与えてはいるのですが、何十年か先に、
地元住民から駆除依頼の声があがり、
行政が駆除を推進したとしたら、尾瀬のシカ問題と同様に、
国民から地元の住民や行政が攻撃されるのではないでしょうか?
そうなったとしたら、現在、環境省がしているツシマヤマネコの
繁殖のツケが将来、地元に廻ってくることになりませんか?
この点からも当会は環境省による
ツシマヤマネコの人工繁殖の間違いを指摘しています。

13年2月23日
不妊去勢普及の会


<抗議先> 皆さんも県庁へ意見してください。
福島県庁野生生物チーム直通 
024-521-7250
fax 024-521-7928


福島県庁野生生物チーム宛てに、
FAXを送る時の注意事項ですが、
必ず、丁寧な日本語を使用して下さい。
特別な理由がある場合以外は、あなたのお名前、連絡先
回答希望日付を添えて送るようにして下さい。

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